沖縄民謡には「レ」と「ラ」の音が無い!?

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 沖縄民謡の特徴として、他の地域の音楽と比べた場合、最初に「音階」の違いが挙げられると思います。最近良く耳にする沖縄出身のアーティストの歌を聴いている、と無い音が分かる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、独特な沖縄民謡の音階について詳しく見ていきましょう。

◆沖縄民謡の音階は何が違うのか?
沖縄民謡で使われる音階を、「沖縄音階」と呼ばれています。「琉球音階」と呼ばれることもありますが、ここでは「沖縄音階」で話を進めます。
その沖縄音階は、独特の音階が特徴になります。一般的には8長調いわゆる「ドレミファソラシド」ですが、「レ」と「ラ」を抜くと沖縄音階になるのです。
ただし、5音だけを使って曲が作られている訳では無く、「レ」や「ラ」の音が使われている場合もあります。あくまでも5長調の音階が基本です。
この音階が独特のメロディラインを生み、他の音楽との大きな違いとなります。
日本の多くのアーティストが、沖縄音階を使った曲を出しており、また、海外のアーティストの中にも沖縄音階を効果的に使った曲を発表しています。

一般的な5長調は、「ファ」と「シ」なしの半音抜きが多いのですが、沖縄音階の様に「レ」と「ラ」を抜いたものを5長調というのかは、疑問を持たれているようです。
楽器を純正律で調律した場合、「レ」と「ラ」の幅に大きな狂いが生じ、その2音を同時、もしくは続けて演奏した場合、不快に響くということが知られています。
沖縄音階に「レ」と「ラ」が抜けているのと、純正律の問題は何かしら関係があるのかもしれませんが、解明はされていないようです。

以上のように、沖縄音階を使い近年の音楽シーンに独特なメロディが作り出されています。
現在では、沖縄に行かずとも沖縄民謡を楽しめるスポットも増えているようなので、お近くに店がある方は一度、音階の違いを体験してみてはいかがでしょう。