島唄と呼ばれている歌は実は奄美の音楽??

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 島唄と言えば、大体の方はTHE BOOMのヒット曲「島唄」を思い浮かべると思います。思い出されるのは、ヴォーカル宮沢和史の重厚感のある歌声ですよね。
また、「島唄」と呼ばれている歌は沖縄民謡だと思われている方が大多数かと思います。
しかし実際は、「奄美で歌われている民謡」であることはご存知でしょうか。
そこで、「島唄」について特徴など詳しく見ていきましょう。

◆沖縄・奄美音楽の分類
沖縄民謡や島唄と一口に言っても、実際にはその音楽的内容は様々です。
主に三線を伴奏楽器として使用することが多い沖縄・奄美の音楽は、以下の5つに分類されています。
 ➀奄美島唄 ➁沖縄民謡 ➂琉球古典音楽 ➃宮古民謡 ➄八重山民謡
それぞれ特徴を理解していれば徐々に分かってくると思いますが、最初から聞き分けるのは難しいでしょう。

◆奄美島唄の特徴とは
前述の通り、沖縄民謡 = 島唄ではなく、島唄とは奄美群島で歌われている民謡なのです。
沖縄民謡の中でもある種のものは島唄と呼びますが、島唄は、元々は奄美で歌われる民謡を指すものです。宮廷音楽が主流の琉球民謡に対し、奄美島唄は薩摩藩支配下の厳しい庶民の生活から生まれたものです。

その奄美島唄の特徴は、沖縄三線よりも細い弦で音程が高い三線の演奏に、裏声を多用して歌う民謡です。島唄はシマ唄とも表記されますが、その理由は奄美でいうシマ(集落)ごとに歌い継がれてきた唄だからです。また、島唄は1つの曲が固定的な形を持たないことも特徴です。
その歴史は古く、薩摩時代に作られたと思われる島唄は哀愁を帯びており、芸術性も高いと言われています。
余談ですが、それぞれの歌の歴史的な背景や意味をよく知り、持ち歌も豊富な歌い手は「唄者」と呼ばれているそうです。

ここまで見て頂ければ、島唄に対する認識が変わったのではないでしょうか。
沖縄民謡、奄美島唄ともに独特な特徴がありますので、興味がある方は聞き比べてみてはいかがでしょう。